開発覚書はてな版

個人的な開発関連の備忘録

【Hyper-V】外付けSSDに仮想環境を移動してみた

目次

概要

私の自宅の開発環境はHyper-Vを使用して仮想環境に構築しています。
仮想環境は現在HDD上に構築しているので、仮想環境の起動時間はすごくかかっています。
これを解消するためにHDDからSSDに環境を移動しようと考えました。
現在内蔵のSSDは容量的にきびしく、内臓SSDの増設や入れ替えは面倒なので今回は外付けSSDに環境を移動してみます。

環境

ホストOS
  • OS: Windows 10 Pro
  • 仮想環境:Hyper-V
  • Cドライブ:NVMe SSD。OS用
  • Dドライブ:SSD。ソフトウェア・ゲーム用
  • Eドライブ:HDD。データ用
  • Rドライブ:RAMディスク。ブラウザキャッシュ用
ゲストOS
パフォーマンス測定ソフト

crystalmark.info

なんとなく定番どころを使用してみました。

使用した外付けSSD

値段と容量が手ごろのものを購入しました。
スマホと同じ程度のサイズです。
USB3.1 Gen2に対応しています。
ファイルシステムexFATからNTFSにフォーマットしなおしています。

現在のパフォーマンス

ホストOSのHDD

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ゲストOSのHDD

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Hyper-VのゲストOS上ではさらにパフォーマンスが低下します。 ゲストOSの立ち上げ時間も3分程度かかっていました。

新環境のパフォーマンス

外付けSSD

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HDDと比べるとシーケンシャル読込で5倍程度速度アップしています。

ゲストOSのHDD

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Hyper-VのゲストOS上では各数値が若干下がっています。
HDDと比べると段違いに早いです。 ゲストOSの立ち上げ時間も30秒程度で終わります。

結論

内臓HDDより外付けSSDの方が仮想環境は速くなる!
HDDより断然速くなります。仮想環境でパフォーマンスに困っている方はSSD化を検討してみてはいかがでしょうか。

参考情報

ホストOS、ゲストOSのHDD, SSDの速度の情報を参考までに貼っておきます。

ホストOS
Cドライブ:NVMe SSD

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Dドライブ:SSD

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Eドライブ:HDD

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Rドライブ:RAMディスク

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異次元のスピード・・・

Sドライブ:外付けSSD/USB 3.0

f:id:kakkoya:20180826150125p:plain

ゲストOS
Dドライブ:ホストがHDD

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Dドライブ:ホストがSSD

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Rドライブ:RAMディスク

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ゲストOS上でも異次元の速度・・・。
VSCodeポータブル版をRAMディスクに移動しました。