概要
Angular 6.1.0がリリースされましたね。マイナーバージョンチェンジなのであまり大きな変更はありませんが、気になった箇所をピックアップしていきます。
TypeScript 2.9
TypeScriptのサポートがTypeScript2.7 -> 2.9になりました。 VSCode上で未使用のimport・変数確認機能がTypeScript2.9からなのでありがたいです。
scrollPositionRestoration
RouterModuleにスクロールポジションの復元を指定できるようになりました。
ViewEncapsulation.Native の廃止
Componentのencapsulationで使用できるViewEncapsulation.Native
が廃止されます。
encapsulationはスタイルのカプセル化関連のプロパティです。
UIコンポーネントを提供する場合はこの辺の設定を明示的に指定する必要があります。
kakkoyakakko2.hatenablog.com
KeyValuePipe
主にngFor
で利用するPipeです。
Map
や{ [key: string]: any }
等のデータを{ key: string, value: any }
の配列に変換するPipeです。
keyをラベルとして表示したいケースとかで利用できそうですね。
HammerJS の遅延ロード追加
HammerJSはタッチジェスチャー関連のライブラリです。 遅延ロードがサポートされたようです。 hammerjs.github.io
Jasmine async/await をサポート
Jasmineでのasync/awaitがサポートされました。以下のサンプルのような記載ができます。
it('...', await(async() => { doSomething(); await asyncFn(); doSomethingAfter(); }));